同じレザー・本革シートカバーでも使用面積は異なる
車種専用のシートカバーは合成皮革(PVC、PU)生地を使用するのが一般的ですが、高級感があり、耐久性も高いのは本革・レザー生地を使ったシリーズ。シートカバーメーカーからも上位モデルには本革を使ったラインナップが取り揃えられていることが多いです。ただし「本革」といっても使用している面積は各メーカーによって異なるので注意が必要です。また、「レザー調」「純正本革仕様」といいながら合成皮革のシートカバーもありますので、どの部分に革を使っているのか、説明を読み込んだ方がいいでしょう。なぜ面積を取り上げているかというと、生地はシートカバーの原価の中でも一番高い材料だからです。
それではレザーシートカバーを扱っている各シートカバーメーカーごとに見ていきましょう。
Refinad レザーシリーズ
Refinadのレザーデラックスシリーズは、シートの前面全体がレザーになっています。ヘッドレストの部分からサイドの部分もレザー。これはレザーの中でも相当多い部分をカバーしています。ここまでレザーを使っているのにシートカバー代が安いのは、リサイクルレザーという本革を材料にした再利用品を使っているからだそう。生地の耐久性や質感はかなりしっかりとした本革とかわりありません。この使用量で2列車の場合49,800円(税込)です。
Refinadのエントリーモデルは、レザーの面積が背もたれの一部と座面の一部に限られたパンチングレザーのシリーズです。キャンペーン価格で2列車の場合32,400円(税込)で販売されています。
Clazzio ハイクオリティシリーズ、プライムシリーズ
クラッツィオの最上位モデルのひとつ、ハイクオリティシリーズのECTクラッツィオは、センター部分にパンチング加工した本革を使用しています。こちらはアルファードなど、3列の高級車のみ適合するようで、3列車の価格は79,800円(税抜)です。
クラッツィオリアルレザーは背もたれと座面中央部に本革を使っており、2列車の価格は50,000円(税抜)です。
Artina スタイリッシュレザー
Artinaのスタイリッシュレザーシリーズは、本革の使用面積が赤い部分になります。セダン系の2列シートは49,000円(税抜)。
オートウェア 本革
オートウェア社の本革は、身体が触れる部分にはすべて本革を使用しています。ヘッドレストの部分に本革を使用しているかどうかは記載がありませんでした。2列車の価格は58,500円(税込)。
Dotty LUXUR-SPOLT本革
DottyのLUXUR-SPOLT本革シリーズは、本革の使用面積が赤い部分になります。国産車の2列車の価格は83,000円(税抜)。
すべて本革にするとシートカバーとしてつけられない
各メーカーともサイドや後ろにまで本革を使わないのは、全部を本革にしてしまうと、おそらく革が伸びずに、装着が非常に難しくなってしまうからだと思います。合成皮革の伸びの良い生地でさえピッタリに作られているシートカバーは、本革にすると生地が伸びずにつけるのを相当苦労します。後ろまで本革になるとさらに装着が厳しくなってしまうのではないでしょうか。
まとめ
レザーシートカバーといってもシートカバーメーカーの各ブランドによって使用面積がだいぶ異なってきます。ホームページを良く読むと使用面積が書かれていますが、わかりにくいので一覧にまとめてみました。購入のご参考になればと思います。
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