激安シートカバーって実際どうなの?

ひび割れ

ネットには激安シートカバーがたくさん売られている

楽天やYahooショッピングを開いて「シートカバー」で検索すると数千円から1万円代のシートカバーがたくさん出てきます。ディーラーでシートカバーを見ると5万円以上するものばかりなのに、ネットは安い!と思うかもしれませんが、シートカバーにもいろいろな種類があるので間違えないように注意しましょう。

楽天・Yahooショッピング・amazonで最初に出てくるのは、数が売れているから

まずそれだけ激安シートカバーが最初に検索で出てくるのは、数がたくさん売れているからです。「たくさん売れる」ということは「満足している」とイコールではありません。安いからたくさん売れている商品が最初に登場します。満足度の高い数万円するシートカバーは、売上が多くても、多くのショッピングサイトでは数が多く売れている方が検索の上の方に来ます。

数千円のシートカバーは「汎用」「エプロン」「運転席のみ」

まず数千円のシートカバーは、この3つのうちのどれかが多いです。「汎用」や「エプロン」のシートカバーは、すべての車に使えるように作られていて、上からカバーをかけるだけです。自分で簡単につけられますが、乗っているうちにすぐにずれたり、シワが寄ったり、サイドの隙間から汚れが入り込んだりします。

汎用タイプのシートカバー

「汎用」は、すべての車種で共通なので、シートの形が出っ張っている箇所があったり、コンビニフックが使えなくなったり、バックポケットが使えなくなったりします。

エプロンタイプのシートカバー

どんな車種にも基本的にはつけられますが、写真で見栄えがいいものがあっても、乗り降りしているとすぐにずれてしまう。これが「エプロン」の弱点です。

運転席のみのシートカバー

車種専用のシート形状で作られているけれども、運転席のみだと数千円~1万円代で売られていることがあります。これは全席分にしては安いと思って買ったら1席だけだったということがあるので注意が必要です。

車種専用シートカバーでも1万円代のものを激安シートカバーとします

ここでは車の車種ごとに違う形状で作られている専用シートカバーで、全席分フルセットであるにも関わらず、1万円代~2万円代のシートカバーを「激安シートカバー」とします。

結論は、お勧めしません!

この激安シートカバーも、楽天やYahooショッピングで「シートカバー 車種名」で検索すると最初の方に出てくるのですが、当店ではお勧めしません。レビューをじっくり見るとわかりますが、買ってはみたものの満足できなかったというシートカバーが多いです。実際私たちが依頼されて取付しても、これはあんまりだよなというシートカバーが多いのが、この価格帯のシートカバーです。実際に何度か取付しましたが、取り付けた後にお客様からクレームが出るレベルで、私たちに不満を言われても、モノが悪いのでどうしようもない、ということが何度かありました。

理由1.シートカバーの作り方

シートカバーの作り方は、こうです。まず対象となる車の型を、専門の職人が型をとります。この型に従って、生地を裁断し、縫い合わせて作ります。洋服を作るのと似ていますね。よって、生産国は中国や韓国、ベトナムなどが多いです。使う生地の量は、全席分となると、洋服よりもはるかに多いです。激安で売るということは、生地の質が悪いか、縫製の質が悪いか、検品の手を抜くか、どこかを削らなくては安くすることは普通できません。超激安のスーツでいいものがないように、シートカバーも1万円代となるといいものを作るのは基本的には不可能です。

理由2.シートカバーの生地

シートカバーの生地は、1台分フルセットを作るためには4m以上必要です。これは布の生地、合成皮革の生地、本革の生地で生地だけで買ってもかなりの金額します。洋服を一着作るためにこれほど必要となることはありません。これを裁断して、縫製して、梱包して、発送して、と人手がかかってくるので、1万円代で販売するということはどこかで無理が生じているはずです。

理由3.耐久性の問題

生地の質に関わってくるところでもありますが、つけた瞬間は良くても、安い生地はすぐに傷んできます。シートカバーは一度取り付けると数年間は使いますし、何度も乗り降りするので擦れてくるとはげてきます。生地が安いと劣化も相当早くなります。シートカバーで見栄えが良くなるはずが、むしろインテリアが安っぽくなってしまうのです。

まとめ

そういうわけで、シートカバーの作り方、生地、耐久性を考えると、激安のシートカバーはオススメできません。安いからには理由があります。これでも楽天やYahooショッピングで上位に出てくるほど売れているのは私としては残念なことです。激安シートカバーと比べると多少高いように思えても、質がよく、長く使えるシートカバーを使う方が、結果的にはいろいろな意味で節約にもなりますし、取り付けた後のお客様の満足度も高くなります。また、がんばって単に安売りするだけでなく、お客様が喜ぶ本当に良いものを作ろうとしているメーカーを応援することにもなると思うのです。

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