シートカバーを運転席のみに抑えて節約するという方法
それなりに品質の良いシートカバーを選ぶと、やっぱりそれなりの値段がしますよね。1台分フルセットの激安シートカバーを選ぶと後で後悔してしまう方も多いので、品質は良いものを選ぶことをお勧めします。たまに、運転席で自分しか乗らないことが多いから、運転席のシートカバーだけでいいので安くならないのか、と相談を受けることがあります。そこで今回は運転席のみのシートカバーを注文する件について記事にしてみました。
そもそも運転席のみのシートカバーを買えるのか
ネットでシートカバーを探すと、たいていのシートカバーは1台分フルセット、つまり2列車なら5席分、3列車なら7~8席分のシートカバーがついてくるのがほとんどですが、たまに運転席のみのシートカバーが販売されています。激安のシートカバーだと思ったら運転席のみだった、ということもあるので紛らわしいですよね。このタイプでフルセットを揃えると、一見安いように見えて、実はフルセット価格はたいして変わらないか、割高だったということが多いです。運転席のみが欲しい場合はこのタイプのシートを買えばいいのですが、これ以外にも、ネットの販売サイトでは売っていないけれども、メーカーにパーツ注文して購入するという方法があります。
パーツ注文とは
シートカバーのパーツ注文とは、シートカバーのメーカーが、シートカバーが破れたり、一部パーツだけ購入したいお客さん向けに、パーツ販売をしていることがあります。パーツは、運転席の座面のみ、とか、運転席の背面、ヘッドレスト1個だけ、とか、アームレストだけといった注文が可能です。これで運転席に必要なパーツの分だけ購入すればよいわけです。メーカーホームページから直接オーダーを出すか、カーショップコネクトさんなど、シートカバーの販売店に電話して依頼すれば受け付けてくれます。当店の場合は、お客様が自分で取り付けていたらヘッドレストのチャックが壊れてしまったんだけど・・・、と持ち込まれた場合などに、パーツだけ購入することに使っている制度です。
パーツ販売の価格は高い
この制度を使って運転席分だけ指定すれば安く買えるという裏技的な買い方です。ただし、パーツ注文となると、メーカーとしては単品で工場に発注するため、単価はフルセットの4分の1とはならず、かなり割高になります。たとえばハイエースでフルセット価格のシートカバーはかなり高いけど、運転席と助手席だけ買うという場合は若干安く抑えられたりしますが、軽バンなどで運転席助手席だけ買うと、結局1台分フルセットで買う価格とあまり変わらないということもあります。それだったらフルセットを買って、使わないパーツは使わないだけ、という方がお得です。
メーカーによって対応が異なるので要確認
すべてのシートカバーメーカーがパーツ購入を受け付けているわけではありません。たとえばオートウェア社は、フルセットのシートカバーを購入したお客様だけが補修パーツを追加注文ができるようになっています。購入履歴は簡単に調べられますので、一度も買ったことがないお客様がパーツ注文で運転席だけ注文することはできないようになっています。また、正規の注文ではないので、普通に注文するよりも納期が長くなることがあります。
運転席だけだと全体のデザインは微妙という問題
汚れ防止、すれ防止という目的で、自分しか乗らない車だから、と運転席だけ取り付ける方もいらっしゃいますが、シートカバーのデザイン性としては、運転席だけにつけると正直微妙なデザインになります。そこだけ浮いてしまうんですね。だれか別の方が車に乗る時に、あれ?という違和感が出てきます。後部座席はほとんど乗らないにしても、やはりシートカバーは全席に取り付けるときに、車のインテリアデザインは大きく変わってきます。
当店への取付の依頼は正規料金で受付
運転席だけ取り付けてほしいので、取付料を安くしてほしいという依頼をたまにされますが、正直なところ、運転席1席だけならばお客様自身が取付できることが多いですし、1席ならご自身でされるのがお勧めです。やはり5席、7席となってくるときに、取付専門店を利用する価値があると思いますし、アームレストや後部座席の座面外しなど、慣れない方がわかりづらい部分をお任せしていただく時に仕事した気持ちになります。当店としては、ギリギリの価格でやっているので、運転席助手席の取付だけだから安くして、というお値引きは致しかねます。予めご了承ください。
まとめ 運転席のみパーツ注文できるが、あまりお得ではない
運転席のみ注文するのは、シートカバーメーカーに直接依頼すればできることが多いです。ただし、
- 見栄えが良くない
- 納期がかかる
- 価格は割安ではない
ということが多いので、あまりお勧めはできません。参考になれば幸いです。
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